「つ、つめたぁぁい!!」
「やっと起きたか」
「何てことするの~!」
「それはこっちのセリフだ。なぜ俺を浴室に放り込んだ」
「あそこなら死なないかな、と思って」
「一番死ぬ確率高いだろ。お前は馬鹿か。」
「頭は普通」
「バカを言え、俺よりバカなのにか…笑わせるな」
嘲笑しながらも綿地(タオル)をポーンと投げてよこすホセにクラウンは少なからずドキマキした。
「ホセを基準にしないでよ。みーんな大馬鹿になっちゃうじゃない。」
「バカになるのはお前とウィングだけだ」
「色々無自覚すぎるし。ホセは」
「そんなことはない。楽器の腕は保証する。」
少しだけ嬉しそうなホセ。
ホセの笑顔はかなりレアで、だけどその代り見てると疲れが吹き飛ぶ格好よさ。
クラウンはかなり嬉しかった。
「ところでだ、どうやったら地獄へ帰れるんだ」
「は?帰るわけないじゃん。」
クラウンは不思議そうに口にする。
「だって……」


