そこでようやく、クラウンも理解した。
吸血鬼は、虐げられてきた種族だから。
危険で野蛮な種族だと、ホセは思っている。
「_えと、お父様、お母様!!ホセはとってもいい人なの!!」
クラウンは夢中でそう言った。
「格好いいし、頭もいいし、強いし、料理もできるし…楽器だって上手なの。それに優しいし」
「………ン」
ホセは小さく囁く。
「とっても頼りになるし」
「クラウン…」
「絶対に人は」
「クラウン!」
俯いたままホセは叫んだ。
「黙れ。バカなのか、お前は…」
ホセはクラウンを静かに床へ押し倒した。


