「クラウン、俺だって我慢できる」





            「はいはい」





      「でも一緒に居たいから」





              「ん?」


     「俺と、付き合って欲しい」





誕生日。

ホセが渡したのは、満天の星空。

    「もちろんいいに決まってる」

降りだした星々に祝福されて、二人は笑い合った。


「来年はなにあげればいい?」

「…考えておく」


そしてホセは人知れず星と神々へ祈りを捧げた。


 "せめてこの宿命が
      幸せを呼びますように"

         【Happy End…?