ラショナリズムシンキングLOVE

【アクアside】

『吹く風湯瑠璃(ユルリ)と星の息
足元照らすは星の瞳
明日への道標(ヤジルシ)星の歌

シャンシャンシャララ
シュンシュンシャララ

今夜は空へと思いを馳せて』

"ヨンダ?"

"アア、カレノハナシキイタノ?"

"ジブンセメルコトナイヨ"

"カレモセメナイデ"

ささやくような星たちの声。

時に鮮明で、時に儚げで、時に優しく、時に冷たく暖かく。

女性とも男性とも取れない声に私はすっかりなれてしまった。

唄え歌えと急かす声。

それをなだめる声。

せっかちな声がさらさらと流れる。

『彼?』

"シラナイノ?"

"アカイカミノカレ"

『元気だって聞きました』

"ホントウ?"

別々にバラバラに話していた星たちは大抵静まった。

彼らにとっては、私は星。

彼らの声は心に響くから、私も心で話してる。

彼らは私と対等。

そう、上も下もない。

"カレ、イマココロ"

"ソレジャワカンナイヨ"

"カレハカレノナカ"

想像してみて。

夜空の星が、何億の星が一度にバラバラと話すの。

なのに不思議と不快じゃない。

綺麗。

"カレハダレトモアワナイ"

"ズットズットヒトリ"

"タスケニイッテ"

『どうなってるんですか?』

"ウーン"

"シンチュウダヨ"

"ココロにトジコモッテテ"

"ズットナイテル"

"ジブンヲキライニナッテテ"

"キエチャウクライクルシンデルノ"

"ジブンヲキライニナッテ"

"ヤケニナッテトジコモッテル"

"ウソニウソヲヌリカタメテ"

"ヒトリデ"

"ミンナオイダサレチャッタ"

"オジイサンシンジャッタ"

「…!」

"アノヒトモコエガキコエタ"

"アナタヨリ"

"デモアナタハオサナイ"

"キットアノヒトヨリスゴイ"

"イツカアナタハミンナツナグ"

"ウエニタツモノトトモニ"

"カレシカエナヨ"

『あの…ウィングは…私好きなので』

"ウィングンシアワセアナタニアイシテモラエテ"

名前違う…ウィングンってだれ(汗)

"ホシノコトワスレチャッタ"

"ココロニヒカリナイノ"

"タスケテアゲテ"

"ホシニイノロウヨ"

"サア、イノルンダ"

『急ですよ』

"ダイジョウブ"

"ボクラガツイテル"

"イノッテ"

"カレノシアワセヲ"