ラショナリズムシンキングLOVE

【クラウンside】

泣くまいと唇を噛み締めて小刻みに震える。

それでも流れる涙を恨めしげに見つめるホセ。

「泣きたいんじゃない」

言い聞かせるようにポツリと呟いた言葉に私は反射的に両手を伸ばした。

あまりに辛そうに笑うから。

切なそうに微笑むから。

「…大丈夫だ。心配するな」

柔らかい声音でささやいてても、辛いのが浮き彫りになってる。

ふわりと笑ったホセは助けてと瞳で叫んでる。

なんで?

なんで?

「心配かけて悪いな。ワコク様にも」

「…」

どうでもいい。この際、フィアンセのセイのことなんて。

「もう、わがまま言わない。さよなら」

「待って…!」

「もう、俺の体、焼いて良いから」

ウィングが叫んでる。

止めろっていってるみたい。

「アクアに…ごめんって…いった方が良かったかな…」

「○△※☆@%□!!!」

「悪い。シャキさん、殺した」

「………!」

「もう来るな。俺の体、焼いて良いからな」

私達はまた、堕ちて行く。

夢から覚めるようにふわり、ふわり体が揺れる。

ああ、帰ってきてね、それを伝えたいだけなのに。

「絶対、戻ってきて!」

この願いが、届きますように。