ラショナリズムシンキングLOVE

【ホセside】

「…」

「じゃ、帰ろっか?」

「…帰らない。俺はここにいるんだ」

俺は頑なに首を横に振る。

「ここにいれば、皆いるから」

そう、誰も失わなくても…いい。

「ずっと、ずっとここにいるんだ…
そうか、アクアも呼ぼう!それがいい」

ここで、夢を叶えるんだ。

「ホセ、分かってるだろ?俺達は「帰らせないからな」

「「!?」」

「ダイアもローズも
クラウンもウィングも、アクアも。

皆で暮らす。
皆で生きる。

俺の夢でも良いから、俺の夢を叶えたいんだ」

全員で、笑って……


「そうだ、イーリスも呼ぼう!
初期の隊長達も!
ロメも来てくれるはずだ!」

「ばーか。お前が嫌って言っても帰れるんだからな」

「「え!?」」

まさかと俺は鼻で笑う。

「ここの支配者は俺。だから「でも、無理だろ?」

「は?」

なにいってんだよダイア…?

「俺達が帰りたいとなき叫び、お前に憎しみを抱いても、それを押さえることが
お前にできる?」

「…」

「優しいからな、お前は…」

___優しくなんてない…


言いかえそうとしたその言葉は、喉につっかえた。

「うぅ…うっ…」

苦しい。

俺はうめいてそれを喉から外そうとする。

「うっ…」

嗚呼、このまま死ぬの?

苦しくて涙が止まらない。

胸が、痛い。

堪らず俺は膝から崩れてうずくまる。

喉がカラカラで激しくしゃくりあげる。

「…ひっく…苦しいよぉっ…」

見ないで。

冷たく見下さないで。

霞んだ瞳の代わりに、頭の中が嘲笑う四人を写す。


___こんなことで泣くの?

___馬鹿じゃね?

___馬鹿は死ねばいいのに

___だね^ ^

フフフフ…

アハハハハハ…

___死ね

___苦しんで

クスクス…

___消えろよ

___ゴミ

ククククっ…

___あーあ泣いちゃった

___メソメソ泣いちゃって恥ずかしくないの?

___幼稚園さんでももっと我慢強いでしょ

___汚ねー

「許して…」

___他の人はもっとつらい思いしてんだぜ

___笑えよ、そんくらいで泣くな

___元気出せ

___大丈夫だから

___泣くな

___笑ってろ

「あああ…」

もう、許して。

泣きたい、泣きたい、誰かの腕の中で。

全て忘れて。

泣き喚けたら…



「許して…笑えないよ…」

【ホセside】