ラショナリズムシンキングLOVE

「おにーちゃん、おとーさんわぁ?」

「…っ…お父さんは「あくあね、おたんじょうびにおとーさんもらうのぉ♪」

「…っ」

「あした、あさおとーさんいるかなぁ?いる?」

「…ごめんな、お父さんは「じゃあおかーさん♪♪」

「お母さんもだめ…」

「なんで?みぃんなおとーさんとかおかーさんいるよ?」

「ごめん…本当に…俺…」

「なんで?」

アクアの誕生日前夜、ホセはお願いに罪悪を感じながら断った。

___アクアはいい子だから、もっと甘えたいのかもしれないな

ダイアを殺さなければ、アクアには父親がいた。

出産を遅らせていれば、母親もいた。

命がけで、二人を守るべきだったんだとホセは自分を責めた。

「…ごめん」

「…?」

落ち込むホセに不安になったアクアはギュッと抱きしめた。

「おにーちゃんのことだぁーいすきだよぉ?」

「ありがとう…お前は優しいな^ ^」

「うんっ!」

ホセが笑ったので、アクアもつられてへにゃりと笑う。


「そうだアクア?」

「ん?なぁに?」

「明日、病院に行って検査あるからな」

「?はぁい!いたいのなぁい?」

「うん。大丈夫。心配するな」

「おやすみ!」

「ああ」




この時、一体誰が想像した?

更なる不幸がホセに、アクアに、襲いかかるなんて。