そして一年。

三歳の誕生日。

もらったのは、黄金のロケット。

少し大きくて、それが不格好で

三人、笑った。

「いいんだ。大きくなるから」

そういってホセは冷たい金属に頬擦りした。

「大事にしてくれよ?」

「うんっ!!」

嬉しそうに、満面の笑みでホセは笑う。

つられたようにダイアも、ローズも笑った。


楽しく幸せな時間。

そして残酷な時間。