ラショナリズムシンキングLOVE

歩こうとしてよろめき、ホセはカバンもろとも冷たい地面に突っ伏した。

「うわあっ、コイツ…」

「あっ、ご めん なさい」

「ごめんなさいですむと思ってるの!?あんたって悪魔は…」

「ごめん な さいごめ ん なさいご めんなさい ご めん なさいご め…」

「私のカバンをちゃんと綺麗にしておくんだ。いいな」

「はい。ごめんなさい」

ホセは従順にカバンを持ち上げようとよろめく。

___パタン…

玄関に、独り。

必死に歩こうと足掻く。

歩かなければと体を叱る。

でも限界だった。

「ウゥ…ゴメンナサイ…」

薄れ行く意識の中、何回目かわからないごめんなさいを呟くとホセ。

苦しげにうめきながらホセは冷たい地面でその夜を越すのだった。