『ウィング!お前、どうしてここに?』
『うげっ…ホセ?』
『何で?幻覚ならなぜ?どうして俺のもとに来ない?何故?俺は…』
おーい…何かすげー混乱してません?
あ、俺サイドだからな?
え…嫌いとか言うなぁぁぁぁ!!
『だーかーら、おめーの言ってたことが本当だったか確かめに来たわけ』
『…?』
『ひでぇもんだな。こんなことされて』
『過ぎたことだ。』
『そ』
もう視界があるのかさえ分からないほど濁りきって乾いた瞳をした幼いホセがそこにいた。
今すぐにでも抱き締めてやりたい。
独りじゃないと教えてやりたい__
そう思わせるほどひ弱な幼子。
正直いって、めちゃめちゃ可愛い。
『お前、人を恨むとかしねえのか?』
『良いから帰るぞ。俺の過去なんて見るだけ目が悪くなる』
『おーおー、そーですか。』
そういって俺はホセに近づいた。
ホセは俺の手首を握る。
『『…』』
ホセがグイと腕を引く…
___ドンッ
『!?』
俺はホセを一本投げ。
油断していたのか軽々と宙を舞った。
というか、夢の中でも体重は一緒。
数段軽くなったホセに危うく泣きそうになった。
『何するんだよ』
『もうちょっと見せろよ』
せめてアクアがお前のもとを去るときまで__
『…ダイア、ウィングのこと殴って』
Σ(-o- )マジか!!
おいおい乱暴になったなホセ君。
俺は悲しいぞ!?
『ああ』
了解すんな!
『っち…』
『…』
ダイアはホセを背中に俺にたいして構えをとった。
…と思ったら…
『…!?』
___バキッ
『グヘッ…カハッ…』
おいおいおいおいおいおい…
いや、折れたよな今、ホセのこと思いっきり蹴ったろ!
『ダイア…許さん…』
『…』
『ホセを傷つけるなっ!』
『いやお前はどうなんだよ』
『あ、そうか。』
なっとーく。
『う、うぅ…ゴホッ…』
『『ホセ!!』』
俺とダイアはニコッと笑った。
『『ゆっくりお休み★』』
『グハァッ…』
ノックアウト。


