夜が更ける直前、ようやくホセは小屋に戻った。 そのまま、あの勉強机に向かう。 『寝る間も惜しんで勉強かよ』 ホセのその表情は冷たく、まるで彫刻のようで。 動作は静かで、子供らしさを感じさせない。 月明かりに照らされ、一つの絵のようになった空間。 捲られるページの音以外、何も聞こえなくなった。 …………朝まで、ずっと。