「来て」
「嫌だ」
「いいじゃん」
「いや」
「ねーえー!!」
「ほっといてくれ…」
「やだー」
「帰れ」
「一緒にいこーよー!」
「絶対に宮殿に足を踏み入れるものか…」
「断るー」
「俺の言うことを聞け」
「や」
「や、じゃない。」
「だって来てほしいんだもん。」
「俺は行きたくないんだ。」
「私の命令なの!聞きなさい!」
「何を言う。俺はお前の将来を案じているんだ」
「関係ないでしょ」
「お前は育てるのに手がかかりそうだ」
「もう!!来ないの!?」
「来ない」
「来て」
「断る」
「断るのなし」
「何故」
「なしなの!」
「分かった。だが俺はここに居るんだ」
「来なさい」
「嫌だ」
「来なくちゃダメなの」
「俺が行ったらだめだろう…常識的に」
「いいの」
「よくない」
「いいの」
「良くない」
「いいから来て」
「断る」
「駄目なの」
「駄目じゃない」
「とにかく来てくれればいいの」
「それが嫌だと言っているんだ」
「なんで?」
「放って置いてくれとそういっているだろう」
「ヤーダー」
「駄々を捏ねるな」
「やなの!」
「ほらほら。常識を身に付けろ、お前もいい加減女性と呼ばれるようになるんだ」
「ない(笑)」
「…クラウン」
長い。
この後もこの押し問答は数時間続く。
ホセは疲れきっているのだが、クラウンはとても元気だ。
「クラウン、なぁ…」
「いやあーぁー」
「…」
子供と大人だ。
それでもこの二人は正真正銘、生まれた時刻まで一緒の同い年なのだけれど。


