ラショナリズムシンキングLOVE

【チビホセ side】

うーんと、やっぱりこの草を先にとらなきゃ!

殆ど手入れがされていない芝生。

とりあえず、刈ろっと♪

「お姉ちゃん…じゃなくて御姉様、鎌はどこにあるの?」

「…勝手に使えば?」

「…はい」

怒られちゃった…(´ω`)


「はぁっ、はぁっ、はぁっ…」

なかなか進まない。

そう言えば、何で草刈りの仕方がわかったのかな?

不思議…

「ゴホッ…」

___パシャッ…

あれれ?

なんかつまったと思ってたら赤いのが出てきた!

とろんってしてる…

オ イ シ ソ ウ ダ ナ ♪

言い様のない食欲。

お腹はそんなにすいてないはずなのに。

___ぴしゃぴしゃぴしゃ

「うわぁぁ…!」

オイシイッ!

「御姉様、体から出てきたものがとっても美味しかったよ!」

「…気持ち悪いッ…!」

「え…?」

「知らないの?それは血よ!吸血鬼だから美味しいの!普通じゃないわ!」

「…僕、オカシイの?」

「そうよ!その発達した犬歯が何よりの証拠!しかもやいばなんて…」

「僕がオカシイからみんな嫌いなの?」

そうなんだ…僕が…オカシイから…

「ごめんなさい…」


___グサッ

「痛いっ」

手を見てなかったから足に刺さっちゃった…

「痛い…よ…」

痛い、ってこんなのなんだ。

はじめて知った…

痛いの、やだな。

そう言えば、この首輪も"痛い"の出てくる。

やだな。

「御姉様、痛いのやだ…ビリビリしないで…」

「…汚いでしょ。庭に血を落とさないでくれない?」

「あ、ごめんなさい…」

そうか!

これはキタナイんだね。

キタナイのは悪いやつだから、これが中に入ってるの、やだ。

こんな体キライだ。

「…」

だとしたら、どうやったら誉めてもらえるの?

草を刈りながらずっと僕は考えていた。