結局ブルブル震えながら一晩を越したホセは次の日の朝、思いきって小屋から出た。
「…あ、お姉ちゃんだ」
ホセの視線の先には桃色髪の女がいた。
「お姉ちゃん…うぅっ」
___ガシャンガシャンガシャン
「っ、何か、お手伝い、したい、よ…」
「…」
首を締め付ける鎖を無理矢理、目一杯伸ばして涙目で懇願する。
「お願い…ねぇ…お願い…」
「…」
「あっ…」
ねぇちゃん(たぶんローズ)は何も話さずいってしまった。
「…誉められたいのに…」
しょんぼりしてしまったホセは、小さくなって丸まった。
「…めーわくだったかな…」
「…」
シュンとして静かになったホセは何もしゃべらない。
そしてしばらくたって…
「…手伝いがしたいって?」
「あ、おとーさん!」
「それなら庭をきれいにしろ。自分で言ったからには休まずにやれよ」
「はぁい♪」
「間延びした返事をするな!」
「ビクッ…ごめんなさい…」
「ローズ、こいつがサボらないか見張っててくれ。」
「…分かったわ、お父様」
「…そっか、おとーさまって言うんだ」
なんか学習してる…
「…」
そうして、屋敷の広い庭の中の清掃が始まった。


