それから数日"保育箱"に入れられていたホセはやっと家族に会える喜びを隠さずにニコニコしていた。
「ママと♪パパと♪おにいちゃんと♪おねえちゃん♪」
家族を待ちながらホセは生まれて数日なのにも関わらず、間延びのないハキハキとした言葉で話していた。
「楽しみ!」
へなっと笑ったホセは本当に可愛い。
『あいつを嫌うなんて、どうかしてる』
ペタリと座っているホセの脳は、確かに異常だったのかもしれない。
その筋力も、体の発達も、心も。
『可愛い…///』
俺はうずくまるダイアを他所にニヤニヤしていた。
「ホセ君…お母さん達が来たから…行こっか」
「うんっ!!」
人形のような整った顔たちは、この頃から健全。
さすがに歩けはしないのか、ベビーカーにチョコンと座っている。
『食いてぇ…』←
いや、だってよ、可愛いからっ///
マジカワだし!ほっぺたふにふにしたいっ!手ぇ可愛い///
あ?お、おい引くなって!
いや、可愛いだろ!
可愛いから!
なあおい!キモいとか言うなぁぁぁ!!
『可哀想に…ホセ…ごめんな…』
『…』
…ちょー扱いに困るんですが。
ダイアさん。勝手になかないでくれます?
「! ママッ!パパッ!」
大喜びで小さな手のひらを目一杯開き、腕を限界まで伸ばそうとする。
「お兄ちゃん!お姉ちゃん!会いたかったよっ!」
…あの氷点下凍結野郎も生まれたときはこんなにかわいかったんだな…
…でもホセを迎えたのはあまりにも残酷な仕打ちだった。
___パァンッ!


