声を教えてくれたあなたに


私は女性の口元に集中する

《私はここの職員で神崎と言います。
クラス発表が書いてある紙があるので
付いてきてください》

なんとか言葉を理解して
神崎と名乗った女性の後についていく

神崎先生の足が止まった
私もそこで止まる

先生が指差した所には
大きな紙が1枚

私の肩を叩くと1枚の紙を見せた

《名前が書いてあるクラスに行って席に座ってください、担任が入ってきて放送を待ちます》

私はペコッとお辞儀をして
名前を探す

(……1-3)

そのまま昇降口まで案内してもらい
階段を登った

4階まで登ると1年の教室

中央階段のすぐ横が3組の教室

私は緊張しながらドアを開ける

〈ガラッッ。〉

ドアを開けるとそこには
5.6人の生徒
まだ早かったらしい
皆、黙って椅子に座っている

私もそれにならって席を探し座った
1番窓側の1番前だった

10分位すると
クラスのほとんどが集まってきた

ドアが開く音がすると
皆、その方を見る

私はなんとなく窓から外を見ている

外にはたくさんの人。

その中で1人の男子生徒が目に付いた