声を教えてくれたあなたに


俺はそれを止めることが出来ないまま
ただ1人横断歩道よ前に取り残された

不覚ながら彼女の顔に……
その涙零れた頬に
見惚れていたんだ

俺を襲う不思議な感覚

急に体温が上がり
心臓が煩い。

よりによって
初めてあった人に
「綺麗」
だなんて……

次会うときは謝らなければ

「大丈夫かー」
陸の声がだんだん近くなる

まだ顔が熱い

横にしゃがんだ陸が俺に声をかけた

「歩、顔が赤いぞ。どうした?」

陸に言われて気がついた

この不思議な感覚の答えを……