……………………泣いちゃうから






里音が見えなくなった瞬間






涙が溢れ出した





ポツ…




ポツ…



ポツ…






地面に雨のように雫が落ちて


染みていく



ようにではない



雨が美兎の涙を


隠すように降ってきたのだ




好きなのに




好きなのに




伝わらない




好きなのに



好きになったらダメ…