やっと言えた ……………………… でも、長い沈黙が続く 「なに言ってんの?」 「えっ?…」 里音の冷たい声が 冷たい風と一緒に体温を下げる 「愛兎は総長の女、姫なんだ」 胸がぎゅーっと締めつけられて苦しい 私は愛兎じゃない! そう、叫びたいくらい