〝ありがとう…じゃあさよならだよッ…尋雅…〟



そう言って泣きじゃくる愛兎




何でこいつはこんなに可愛いんだろ





凄く凄く愛おしい




「さよならじゃねぇだろ?ずっと待ってるって言ったじゃねーか」





〝うん…そうだね…さよならじゃない…








またね尋雅〟







「おう…またな愛兎。会いに来てくれてありがとう。愛してる」





俺がそう言うと嬉しそうに笑って





〝私も愛してる〟





そう言い、愛兎は俺の腕の中から消えてしまった







愛兎…







お前の願い






絶対叶えてやるよ…







ありがとう






またここにくるよ





今度はお前の好きなお菓子と花も一緒に持ってくるからな…






安心して待ってな






         *.・尋雅side end☂*.・