*.・未だに雨がふる☂*.・






「俺がお前のお願い、聞かなかったことあったか??」





俺はお前に甘いんだよ…






〝ふふっ、ない〟





嬉しそう泣きながら笑う愛兎は、雲の間から顔を出した月明かりに照らされて凄く綺麗だった







「お願いって…なに?」





俺と愛兎はコツンと額を合わせる






〝美兎を美兎として生かして…お願い…私の大切な大切な1人の家族なの…妹なのッ〟






「ん…わかった」





俺がそう言うと微笑んで目を閉じた愛兎




そして…





〝さよならだよ…尋雅〟





そう言って大きな瞳に涙を溜めて俺を見る愛兎




〝また会えて、嬉しかった〟




「俺もだ」





だめだ…




涙で愛兎がよく見えねぇ…