俺達は愛兎を求めた
美兎ちゃんのことは求めていなかった…
人は、一人では生きていけない
それは必要とされなければ生きていけないからだ
そしてそれは自分の存在を肯定してもらうこと
自分は必要だ
そう思うことで自分は自分であるべきだと、自分は自分でなければいけないと無意識の内に再認識する
存在が肯定されることで生きていることを実感する
俺達は美兎ちゃんのことを愛兎だと思って接していた
つまり俺達は
愛兎の存在を肯定し
美兎ちゃんの存在を否定してきたことになる
なんで…
どうしてもっと早く気づかなかったんだよ…
俺は何を見てたんだ?
存在を否定されることがどれだけ辛いか、苦しいか俺はよく知ってるはずなのに…
知らなかったとはいえ
俺は自分が許せない


