「なにが?」



「顔色悪い」




そう言って俺の顔をのぞき込む鈴





流石…と言うべきなのか?







でも何でもバレてるのかと思うとちょっと怖い





「怖い夢でもみた?」





鈴は何でもお見通しか…





「うん、そう。でもどんな夢かは覚えてない」





「そっか」





「ていうか、何しに来たの」




お前用もなきゃ来ねえだろ




「あ、そうだ」




「忘れんなよ」



「朝飯できたって言いに来たんだったわ」




「ありがとう。準備するから先行ってろ」





「ん」





鈴は短く返事をして俺の部屋を出ていった