お風呂から出て、髪を乾かし、また美兎の部屋に向かった





机の前の椅子に座って、さっきの続きを読み始める





〝5月1日 愛兎、またお泊まり。これで2日目だよ?最近お泊まり多い!もうやだ!私の愛兎なのにとらないでよー。寂しくて眠れないじゃんか!尋雅とかいう人なんて大っ嫌い!!!!!〟



思わず声を出して笑ってしまった




美兎、可愛いなー




ていうか美兎、私のことばっかり




アルバムにもあったけど、私のこと大好きなんだなー




なんで私、美兎のこと覚えてなかったんだろ




こんなに私のこと好きでいてくれる妹がいたのに…




それになんで美兎は今この家にいないんだろう…





不思議に思いながら、私はページをめくって続きを読む






〝6月7日 明日は愛兎と待ちに待ったお出かけ。最近愛兎、みんなに取られて寂しかったんだよねー。けど明日は美兎が独占!やった!嬉しい!でも雨だって。まぁ、6月だから仕方ないか。お揃いの服着て、うさぎのネックレスして出かけるの!雨なんて忘れるくらい楽しもうね!明日はいっぱい愛兎に甘えよーっと〟