部屋の電気を付けると、ここはやっぱり私の部屋とそっくりだった 机の上に置かれた写真に手を伸ばす ほんと…私とそっくり… 双子なのかな そっと指で私に似た子を撫でる ねぇ…あなたは誰? この部屋は、あなたの部屋だよね? そう思うと、この子のことが知りたくなった 私は何となくクローゼットを開けた するとそこには、私と色違いの服や同じ服がしまわれていた 今度は机の引き出しを開けてみた 私のと色違いの筆記用具やキーホルダーなどが入っていた 全部、全部、私と色違いか同じものばかり