でも、俺たちはまだ子供で 何もできない 無力だった イライラして仕方なかった俺に 里音は言ったんだ 「ここを出よう」 「はぁ!?」 一体何を言い出すのかと思った 「俺もここの優しい人たちを馬鹿にされるのは嫌だ。だから、ここを出るんだ。唯一できる抵抗?じゃないかな!」 そう言って里音は笑ったんだ