コソコソとトヨフハが何かを葵に耳打ちすると、葵の顔が再び真っ赤に。


「トヨフハ、葵に何言いやがった!」


「え~~~?べっつに~~~?」


「アワワワワ……」


「………前橋がこんな風になってるって事は、ろくな事じゃねぇな」


“公園から近かったのと、唯一の一人暮らしだから”という理由でオレの家に集まった、悪魔と天使と人間と吸血鬼。


種族がバラバラなヤツ等が集まると、楽しいは楽しいが――――…やっぱりオレは、2人っきりで葵をイジメ抜く方が好きだと思った。


「月模、関波君と考える事違い過ぎるよっ!!」









――――END――――