「なあ、サラ」 「なあに?トキ」 「この手を取ったこと、後悔してるか?」 王子に不釣り合いな弱気な言葉を聞いて、サラはくすっと笑ってしまう。 「いいえ、あなたに出会えたのなら、この呪いにも感謝しなくちゃ」 きっとその先の未来は明るいから。 「あなたは私の希望の光になってくれたんだから」 fin.