よーし、こうなったら坂口くんが音を上げるまで付箋での会話を徹底的にしてあげるからね! と、不気味な笑顔を浮かべている掬恵。 普段と変わらず頬杖をついて空を眺めている周翼。 ──坂口くんはまた電線に雀が五羽とまるのを待っているのだろうか。 残念ながら電線に今日は雀は一羽もとまっていない。 それどころか、電柱のてっぺんで烏が二羽、カッーカッーと激しく鳴きながら居場所の奪い合いをしている。 その光景を見ているとまるで昨日の私達を見ているようで凄く嫌な気持ちになってきた。