皆に、からかわれやしないかな??





すると突然、クラスの皆が冷ややかにからかう幻聴があちらこちらから聞こえ始めた。





「あいつら、仲良すぎだろっ?クラブも一緒って……、もしかして、付き合ってんじゃねーの?」





「えっ!?マジで面白過ぎ!!」






「じゃあ、キスは……、終わったのかな??」





「えっ──、もっと凄いこと終わってたりして……!?」






四方八方から高い笑い声と共に複数の凄まじい幻聴が聞こえる。






両耳を固く塞ぐ掬恵。






あまりにも内容が衝撃的過ぎて目をギュッとかたく瞑り小刻みに震えている掬恵の体。






「ちっ、ちがうから!サッカー部の……、マネージャーになんか絶対にならないから!!」と顔色を変えて一人慌てている掬恵。