あいにく、4時間目の授業の担当の先生はまだ教室には来ていなかった。
口々に私の噂話がリアルに聞こえる。
──私の顔の事だ。
「鼻の付け根の白いガーゼは……、もしかして整形でもしてきたんじゃないの?」
「えっ、マジでっ──!?」
「何か痛そうー!!顔の腫れが引くまで、学校を休めばいいのにね……」
「おいっ、地味子の吉井、整形でイメチェン狙ってんのかよぉ……。鼻の次は、どこを整形するんだろうな?」
好き勝手、言って──!
悔しさと腹立たしさでいっぱいだった。
私も「違う、そうじゃない!」と感情を爆発させれば良かったけれど。
そんな勇気はなかった。
その時、やっぱり、今日は学校に来るんじゃなかった……、と凄く後悔をした。
と、その時──。



