一生残る写真――。
どうせなら、良いコンディションの顔で残りたい……。
繊細な女心──。
私の旅行に行く荷物はもうちゃんと出来上がっている。
しかし、昨日の病院の後に学校へ行った時の事を思い出すと……、足が引ける。
なぜなら──、
そう、昨日私が学校に着いたのはちょうど4時間目の授業が始まる頃だった。
私が教室のドアを開けるまでは、教室の中は凄く静かで物音一つしていなかった。
しかし、ドアを開けた瞬間……、クラスメート達の視線が私に集中をし、ざわざわと騒ぎ始めたのである。
教室の中に入る気がしなくて、私はドアの側で体が固まり暫く下を俯いたまま立ち尽くした。



