湊くんから電話をもらってびっくりした。
優斗を送り届けてくれて帰っていった。
本当に、優斗はいい友人がいてくれて良かったなって思う。
それに、しても優斗は、今回ばかりは無理しすぎだ。
湊くんが、送ってきた時よりも顔色は、ましになって来たが、まだ目を覚まさない。
優斗が、昔から貧血だということはわかっていた。でも、倒れるほど酷くなった事がなく、びっくりした。
最近、サッカーを頑張りすぎていたのかもしれない。でも、たまには頼ってほしいよな。親なんだしさ。
優斗が寝ている隣でそんな事を考えていると優斗が、目を覚ました。
「…おいっ、ゆーと、ゆーと」
と、呼んだがまだ、意識が朦朧としているのか、返事がない。
「…………お……と……う……さ……ん」
「大丈夫か?さっき倒れたんだぞ!?
」