そこには眠っている男の子が!

「なっ、何ですか!」

私は驚きのあまり大きな声をあげてしまった。

「ん…君が俺のベッド取るからでしょ…?」

男の子は面倒臭そうにベッドから出た。
私も一緒にベッドから出たが、今のは添い寝だったのだろうか、とふと思い、恥ずかしさのあまりうずくまってしまった。

もう一人の男の子が
「あのさ、お前誰?」
と言った。

「わ、私は篠原美雨です…あ、高2。」

「ふーん。俺は高遠潤。んで、今お前と添い寝してた奴が東山優哉。」

「そっ、添い寝って…!」

私は赤面して言った。しかし当の本人東山優哉は全く動じずにへら、と笑顔見せるだけだった。