【転入2日目の朝】


「ふぁ~…」

時計を見るとまだ6時だ。他の人達は…当然ながら寝ている。
制服に着替え冷蔵庫にあったものでテキトーに朝ごはんを作った。もちろん5人分。

「ん…まぁまぁかな。」

美雨の料理の腕は良い方だ。


美雨は朝ごはんを食べていてふと思った。

「なんで男の子しかいないんだろう…。」

そして思い出したのが親だ。美雨は直ぐに親に電話をかけた。

プルルルルルル…
『只今、電話に出ることができません。ピーッと鳴ったら、ご用件をお話下さい。』
…ピーッ

寝ているのだろう。全く私の親は!

「美雨ですけど。なんでこの学校には男しかいないんですか!馬鹿ですか?」