「美雨!ご飯よ~!」


2階で勉強していた私をお母さんが呼んだ。
私の家はいたって普通の家族だ。
お父さんがいてお母さんがいて…そして私がいて。


「はーい…」
私は返事をして下に降りた。

「いただきm「美雨、大事な話があるんだ。」
お父さんが私の夕食の一時を邪魔しやがった。まぁ、話ぐらいは聞いてあげよう。

「実はな、美雨には転校してもらうことになったんだ。」

「ふーん、話はそれだけ?」
私はあまり驚かなかった。むしろ嬉しいかも。

お父さんは少し驚きながらこう言った。
「それと、その学校全寮制なんだ。」

「え…」
これには私も驚いた。

なぜ私がこんな反応をするかと言うと理由は過去にあった。
まぁ、そんな重いものじゃないと思うけど。