――――――――――――



思い出すのは、あの日の記憶。




『ごめん、海斗、ごめん。』




…あいつの声だ。




『どうすればいい?海斗…』




そんなの、俺に聞くなよ。



だから投げやりに俺は言ったんだ。




『別にいいんじゃね?』



と。





―――あとで、とんでもない後悔をするとは



知らずに。