恋、しちゃいました。



早瀬が飛び出していったあと、


「はあ…可愛かったな、早瀬さん」


奏が感嘆した声で呟いた。

顔が最大級でニヤついている。


そう言えば、こんなに暗いのに、一人で大丈夫だったか…?



そんなことを思いながら、

俺も一人家路についた。