「…なになに〜?

春歌、もしかして桐野先輩に気があるの〜?」


「そ、そんなんじゃないよ!!」


「どーだかなあ〜」


にやにやする美佐。



気があるとか、そんなんじゃ…。



そんなんじゃないよ、うん。



「今度また試合するんでしょ〜?」


「うん…丸山先生、負けず嫌いだから…」


「でもおかげで桐野先輩にまた会えるじゃん!」


「もーなんで桐野先輩がででくるのよ!」



私がほっぺたをふくらませてたら

昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴った。