そして丸山先生の視線がこちらを向く。 「早瀬ぇ…お前、どうやったらあんな点数とれるんだ…」 ぎくっ やっぱりか…。 「先生の悩みの種はいつもお前だ…まったく。みっちり補習をさせるぞ」 うぅ…くそーやっぱ勉強しとくべきだった…。 「しかし!先生は優しい!すごく優しい! ということで、お前にチャンスを与えるこ とにする!」 ぱっと顔を上げると、そこにはにんまりと笑みを浮かべる先生の顔。 「部活が終わったら、男子バド部のコートに来い!」 え、 なんでバド部のコートに。 しかも男子。