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絵美「一も平助もいなくてつまんなーい」




沖田「もっと真面目にやれっ!!!!」




スパンッ





絵美「ったあ!!!よくもやりやがったな!!!!覚悟しろ!!!」




沖田「ふんっ。わざわざ殺られにくるんですか?」




自身気に黒い笑みを浮かべる沖田目掛けて一目散に走り出す絵美。





絵美「私は薄気味悪い甘味バカなんかに負けなーーーーーーい!!!!!」





パァァァァアァァァンッ!!!





道場いっぱいに軽快な音が響き渡った。




勝ったのはもちろん、





沖田「学ばない子ですね。僕に挑むなんて100年早いんですよ」




絵美「悔しいーーーーー!!!!!」





沖田「さっ、隊士達も見てますし稽古を再開しますよ!」






絵美「ムゥ。沖田総司!!!いつかお前を必ず倒す!!!」





沖田「はいはい。来ることのないいつかを気長に待ってますね」





沖田の言葉に更に機嫌を損ねる絵美。




いつも通りのように見える光景だが、斎藤と藤堂が自ら進んで御陵衛士に入隊したと思っている者たちは大きな傷が胸に残っていた。




絵美「(少しだけ…みんな耐えてね。これさえ終われば全てが丸く収まるから……)総司、私土方さんのとこ行ってくる」





沖田「稽古中ですよ?」




絵美「話が終わったら戻ってくるから」





沖田「……………仕方ないですね。大事な話なんですよね?」





絵美「もちろん。大事な話がなきゃわざわざ土方さんの部屋には行かないもん」





沖田「それもそうですね!早く戻るんですよ」





絵美「わかってる〜」