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慶応3年 3月20日




伊藤甲子太郎を筆頭に組の三分の一が脱退した。



御陵衛士と言う名を拝命して。





新撰組からは間者として斎藤一、藤堂平助が送り込まれた。




伊藤は斎藤、藤堂が手に入り心底満足気に新撰組屯所を去って行ったがまさか2人が自らを破滅へ誘い込むなど今は知る由もなかったのだった。





そしてこの件については近藤、山南、土方、絵美の4人しか知らない。