絵美『もう!鬱陶しいな!離れてよ!!』




高杉『寒ぃんだよ』



絵美『だったら布団でも被ってれば!!!』



吉田『それにしても絵美の髪色は綺麗だね』



絵美『そりゃどうも』




絵美『あ!桂さん!!この2人なんとかして!!!』



桂『あっはっは。相変わらず元気だなあ。じゃあ会議に行ってくるな』



絵美『元気過ぎて困ってます。この2人も連れて行ってください』







絵美『私がこれからゆっくりと長州の素晴らしさを語るから大丈夫!後々長州が欲しくて欲しくて堪らなくなるから!』



慶喜『一体どこからそんな自身が…』



絵美『と言うか、この話はまた別の日にね。私本当に疲れたの。お休みなさい』



慶喜『添い寝してやろうか』




絵美『結構』






〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜





あぁ、私ってば何やってんだよ。



こんなにも大切な人達との記憶を無くすだなんて。




絵美「芹沢さん、ありがとう」




芹沢「相変わらず手のかかる奴だ」




絵美「えへへ。私、強くなったでしょう?」




芹沢「前よりかはな。だがまだだ。新撰組を頼んだぞ」




絵美「承知」




最後に芹沢を目に焼き付けた。




今度こそもう二度と会えない。




私の恩師。



我等の筆頭局長。



絵美「ありがとう。そして、さようなら…」




芹沢「絵美、幸せになれ」





芹沢が絵美の名前を呼んだのはこれが最初で最期だった。




芹沢さん、私がそちらへ逝く時まで私を見守っていてください。




その時まで、さようなら。