苦無は刀よりずっと良い。 人を斬る時の感触を感じずに済むから。 私達は次々と浪士たちを殺め、五分足らずで終わらせた。 私は総司と目が合うと微笑んだ。 絵美「総司の背中は守りきったよ」 沖田「僕も絵美の背中を守りきりました」 2人とも大分疲れていた。 絵美「帰ろっ……」 言い切れなかった。 だって…… ーーーーーーーーーーー何者かに口を手拭いで抑えられてしまったから……。