”…終わった”



そう呟いた私の手には親友から送られてきた結婚式の招待状が握られている







”Welcome”と書かれた、真っ白いその封筒は親友からのめでたい”幸せなお便り”なはずなのに、






私にとっては”不幸のお便り”だった











なぜその招待状が”不幸のお便り”なのかと言うと




その招待状は大学の頃からの親友、雪菜から送られてきたもので、




大学の頃から仲良しの真紀と雪菜と恵美の中で




雪菜は私の唯一の独身友達で


”最後の砦”
だったのだ








なんとなくこうなるのは想像できていたけど、




本当の本当に
ついに一人になってしまった
と思うと大きなため息が出る













こんなはずじゃなかったのに







その言葉が脳内をくるくると回る










…おかしい



私の人生はもっとイージーだった
はずなのに