それから数週間…





嵐は退院して抗争前回の様に働いていた。









ただ相変わらずパテルは目を覚まさない。








コツコツ____




夜間面識時間…




廊下に1人歩く音が響く。





ガラッ____




病室を開けると心拍機がそばにあるベット。







パテルのお見舞いだ。





週1になるくらい依頼が大変になっていた。




涼大の葬式も終わり虐殺事件も落ち着いた。







私は目の前で昏睡しているパテルを見た。






願ったところで今更目が覚めるとは思わないけど。







ピッピッと心拍数を示す音が響く静かな病室。





ピクッ






「………………………二」






「パテル…?」



「………ジェ…ミ…」



酸素マスクで言いづらいのか聞こえずらいが確かに薄っすらめを開けるのは見間違いではなさそうだ。





「パテル!」




「ジェミニ…すまんな。もう俺は俺を越す娘の姿を見れないようだ。

11代目インペラートル…ルナフロース…
舞宮ジェミニ



リーダー…モルス…風間嵐

幹部…サングイスムーサ…風間葉月


同じく…ノックスジョクラトル…山田光斗



以上のものをメトゥス本部に権利を移す。」