そこで、叶沙が虐めを受けていたことを初めて知った…
俺は言葉が出なかった
俺のせいで虐められていたなんて…
俺は顔を背けてしまった
でも、叶沙はこう言ったんだ…


叶沙「創矢、好きだよ 今まで本当に幸せだった 創矢の事、本当に好きだったから、別れろって言われても、絶対わかりましたなんて言ってないんだから
でもね…もう限界…」


「好きだよ」って言われて嬉しかった
でも、その後の、「限界」の意味が分からなかった…


叶沙「今までありがと…バイバイ」


「バイバイ」この言葉を聞いて、背けていた顔を叶沙に向けると、彼女は、屋上のフェンスを飛び越えていた…


創矢『叶沙!戻って来いよ そんな事すんじゃねぇ!!』


叶沙「もお、イイの…幸せだったよ
ありがと」


そう言って、太陽みたいな最高の笑顔を俺に向け、彼女の体は宙に浮き、俺の視界から消えて行った…