病室まで行き、中に入ると、血の気がない麗美の姿があった…
本当に生きているのか?
そう思わせるような顔だった…
父「目が覚めるまでは油断を許さない状態なんだそうだ」
愁「そうですか…」
しばらく沈黙が続き、ピッピッという機械音だけが病室に響いている…そして、いつの間にか日が暮れていた…
父「麗美が目を覚ますまで、面会時間関係なく病室にいてもイイそうだ
ここの医院長が俺の知り合いでな
特別に許可を得た
だが、無理はするなよ
お前らが体壊しちゃ意味ねぇからな」
母「私達は今日は帰るわ 麗美の生命力を信じてるから
でも、万が一の事があれば連絡ちょうだいね 和哉君はここに残るんでしょ?」
和哉『はい…』
春夜「俺と來夜の携番とメアド登録しとくから携帯かせ」
そう言われ携帯を渡し、2人の連絡先が登録された…
來夜「連絡来ないことを祈ってるよ」
そう言って麗美の両親、春夜さん、來夜さんは帰って行った…
俺も連絡はしたくない
だって、連絡すると言うことは、麗美に万が一の事が起きたと言うことになるから…



