終わりも、未来も見えない。

恋って言えるのかもわからない。

本当の恋人なのかも分からない。


「意味わかんねぇーっつーのーーー!」

動かしていた足を止めて、今までの溜め込んでいた気持ちを全部はけた気がした。

「何がわからねぇんだよ」

…はい?
今…声がした…?
よね!したよね!

ゆっくり後ろを振り返ると、そこには今私が1番会いたくない人物。
そう、俊平がいた。

「なんで…ここに…?」

私は今の状況が理解できず、頭を抱える。

「…