不器用な私たちの不器用な恋

消灯するもなかなか寝つけなかった。



どうしても弥生のことを考えてしまう。



私は、弥生が恋バナをけしかけた時からずっと気のぬけたようだった。



私の友人が恋をしてるかもしれない!



それは、今までに私が恋とは縁遠く生きていたために受け入れがたい事実だった。



私は、幼稚園児だった頃も小、中学生だった頃も男に惚れたことなんて一度もなかった。



男はバカなゲスい劣悪な生き物だとすら思うこともある。



もっとも、私の性格上、男から話しかけられることも、自分から話しかけることもなかったのは一因かもしれない。



そんな私だから恋というものが理解できなかった。



男を好きになるということの意味が分からなかった。